挨拶

2008年8月19日火曜日

日々の一言 芥川龍之介「侏儒の言葉」第一弾

「奴隷
奴隷廃止と言うことはただ奴隷たる自意識を廃止するということである。我々の社会は奴隷なしには一日も安全を保しがたいらしい。」
という一節が、芥川龍之介の侏儒の言葉にある。これはおそらく真実である。この場合の「奴隷」とは、使役される道具である人間という意味では無いだろう。自分の意志で物事を判断したり、決断することが出来ない人間の事ではないだろうか。
 
次回に続く