10.第四紀における相対的な海水準変動
(1)気候変動に伴う海水準の絶対的変動+土地の隆起・沈降
(2)土地の隆起、沈降の主な原因
a.プレート運動
(例)2004年スマトラ・アンダマン地震に伴うサンゴ礁の離水東南海地震に伴う室戸岬の隆起と地震間の沈降
b.内陸活断層
(例)1662年寛文地震(若狭湾)、1864年象潟地震(秋田南部、海岸)![]() |
岩石海岸の地形 |
cf.”アイソスタシー”という概念
アロノスフェアに、リソスフェアが浮いている
c.グレイシオ・アイソスタシー
(例)最終氷期以降におけるスカンジナビア半島(北欧)の継続的隆起(9mm/yr=27m/300年)d.ハイドロ・アイソスタシー
(例)”縄文海進”(約7000年前)とその後の”海退”約7000年前までに海水量が現在と同程度になった
→その後、ハイドロ・アイソスタシーがゆっくり進んだ(c,dはセットで起きている!?)
11日本列島の気候・地形環境
湿潤変動帯(島国である、大陸東岸、外的営力はげしい)┌中緯度、偏西風の影響下:温暖~冷帯湿潤気候
└明瞭な四季:4つの気団・4つの海流
島弧・海溝系に属する→地殻変動・火山活動など内的営力はげしい
内的営力の結果、土地の隆起や火山体の出現・成長が起こり、外的営力をさらに活発化させる側面もある。
- 自然災害
- 地球環境問題
- 分布(地域性)メカニズム・歴史的変遷
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