(6)各気候の特徴(概略)
- 氷河、周氷河地域
- 基本的に高緯度にあるが、標高の高いヒマラヤ・アンデス地方にもある
- 湿潤温帯地域
- 暖流の影響を強く受ける
- 砂漠
- 亜熱帯砂漠
- 中緯度高圧帯にあり、定常的な下降気流(例)サハラ、カラハリの影響で雲が発生しにくいためできる、グレートサンディ、グレートビクトリア
- 大陸砂漠
- 海洋から遠く、水蒸気供給が少ないためできる(例)ゴビ、タクラマカン、北米の内陸
- 海岸砂漠
- 熱帯にあり、寒流から低温高圧大気が低層に供給されるためにできる。(例)アタカマ、ナシブ
- 雨陰砂漠
- 定常風(偏西風など)が山脈にぶつかったその風下にできる。(乾燥大気が常に供給される)(例)南米のパタゴニア
cf.西岸気候と東岸気候
- 西岸気候
- 温まりにくく、冷えにくい海洋の影響を強く受ける。→夏涼しく冬温かい
- 東岸気候
- 夏は中緯度高圧帯からの南風と暖流、冬は冷えやすい大陸からの北西季節風の影響。→夏暑く、冬寒い(明瞭な四季)
4日本列島の四季とそのメカニズム
(1)日本列島の気候
- 偏西風・ジェット気流の影響下にある
- 北海道は冷帯湿潤気候(DF)、ほかは温暖湿潤気候(CFa)
- 大まかに6地域に区分可能
- 4つの気団
- シベリア気団(寒・乾)オホーツク気団(寒・乾)揚子江気団(暖・乾)小笠原気団(暖・湿)
- 4つの海流
- 日本海流(黒潮)(暖)対馬海流(暖)千島海流(親潮)(寒)リマン海流(寒)
(2)四季のある日本
a.春
シベリア気団の勢力・勢力圏が衰えていく晴天と雨天を繰り返す
移動性高気圧(揚子江気団からくる)と低気圧が交互に西から東へと通過する「三寒四温」
温暖前線と寒冷前線
cf.2月下旬頃はじめての南風が春一番
五月晴(本来は梅雨の合間の晴天のことを指す言葉)
移動性高気圧が東西に帯状に並んだ時
梅雨(=五月雨):オホーツク気団v.s.小笠原気団・梅雨前線
北海道に梅雨はない
- フェーン現象
- 日本海で低気圧が発達し強い南風が吹くとき発生。大幅な雪解けをもたらす。
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