心理学の本にも引用されてたな。
感想書くの苦手なので大したこと書けないけれど、主人公の「記憶に無いものは存在していないと同義」という考えには共感もできるし恐怖も覚える。
確かにそれはそうで、記憶していないことは、少なくとも当人の中では存在していなかったと同じである。
存在していて記憶にあるもの、存在しているが記憶に無いもの、存在していないが記憶にあるもの、存在しておらず記憶に無いもの。
恐怖は中の2つから生まれる。
自分はそんな事をしたのか? そんな人がその場にいたのか?
忘却は恐怖である。
主人公の友人は、忘れることが出来ればコンピュータはもう少し利口になるかもしれないと言う。
それに主人公は反論するが、我々はどちらに賛成すべきだろうか。
シナプスの入り江
清水義範
福武文庫
ISBN4-8288-5743-5
1995年10月5日 第1版印刷
1995年10月11日 第1版発行
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