挨拶

2011年4月12日火曜日

月曜三限「科学史」

第1講 近代科学の流れ-その概観

12世紀

12世紀ルネサンス

イスラム世界に受け継がれたギリシア・ローマの学術書(主としてアラビア語)のラテン語への大翻訳運動
※古代ギリシア・ローマの科学技術はそのままの形でヨーロッパへ継承されたのではなく、イスラム帝国を経て、アラビア世界へ。
キリスト教徒のレコンキスタ(国土回復運動)によるイベリア半島の奪回と、それに伴うアラビア誤訳された大量のギリシア・ローマ文献の発見
翻訳例:アリストテレス、アルキメデス、ユークリッド、ヒポクラテス、ガレノス

13世紀

キリスト教とアリストテレス学融合(→スコラ学の成立)
キリスト教:神による世界創造
アリストテレス:「世界の永遠性」-世界には始め終わりもない
※アリストテレスの学問は異教徒の学問

14・15世紀

イタリア・ルネサンス

各地に散在するギリシア・ローマ文献の収集と言語からのラテン語訳12世紀ルネサンスでよみがえらなかった異端的、神秘主義的、魔術的思想の復活
例)ルクレティウスやエピクロスの原子論、ヘルメス文書、プラトンの思想

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