挨拶

2010年5月17日月曜日

5/10 月曜4限「哲学」

第三回科学方法論II

  1. ヒュームの懐疑主義
  2. ポパーの反証主義
  3. 創造科学vs.進化論

ヒュームの懐疑主義

帰納に対する疑い:観察を重ねて「おそらく」の度合いを増すなんて可能なの?
  1. 帰納の背後には斉一性原理がある
  2. 斉一性原理は、それ自身が帰納により正当化される。
  3. 帰納は循環的正当化に陥る。
斉一性原理
これまで観察したものと、これから観察するものは似ている

帰納←→斉一性原理

例:聖書の言葉はすべて正しい。なぜならそう聖書に書かれているからだ

ポパーの反証主義

帰納なしの科学方法論(仮説演繹法──”検証”という考え方)
  1. 予測と観察が一致しても、仮説が確からしくなることはない。
  2. 重要なのは反証で、それにより新しい仮説形成(科学の進歩)が行われている。
(AならばB、B)よっておそらくA(帰納)
(AならばB、Bではない)よって必ずAではない(演繹)
→線引き基準としての"反証可能性"
反証不可能な仮説は非科学的
反証可能性がより高い仮説ほどより科学的


定性的予測<定量的予測

創造科学v.s.進化論

特殊創造説
すべての種は個別に創造された(←→共通先祖説)
流水地質学
数億年の堆積を持つとされる地層は、ノアの洪水であっという間にできた。

進化論創造科学
それを支持するいくつかの証拠を提示進化論の難点を指摘する
未解決問題もある(生物の起源など)しかしそれを解明する努力を怠らない未解決問題は黙殺
 ズルイ! ずるしたところを帰納主義や反証主義でちゃんと説明できるか?

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