挨拶

2010年5月31日月曜日

5/24 月曜4限「哲学」

科学史の評価I

  • 科学史という視点
  • 蓄積的進歩
  • クーンのパラダイム論

科学史という視点

”昔は科学だったが今は科学ではない”という視点を踏まえて線引きを
歴史のある時点まで、天動説は天文学の発展に貢献してきた。同じことが占星術にも……
  1. 占星術は天文学に実用的動機を与えるプトレマイオス
  2. キリスト教神秘主義と合流し、近代天文学理論に影響を与える(コペルニクス、ケプラー)
  3. ニュートンにも神秘主義的傾向がある

蓄積的進歩

科学は旧理論に新理論が積み重なって進歩する。
以前の理論は新しい理論の特殊ケースとして説明される(=還元)

シンボル的世界解釈

象徴関係
火星-争い
土星-安定
水星-流動

クーンのパラダイム論

  1. 観察の理論負荷性:観察は背景理論から独立では発見の文脈同様、正当化の文脈も客観的ではありえない。
  2. 通約不可能性:異なる理論間の優劣比較は不可能→入れ子型の発展というモデルは、旧理論で新理論からはみ出す部分を無視すること。以前の理論は新しい理論の特殊ケースとして説明される(還元)→入れ子型発展
例:ケプラーの法則とニュートンの法則
還元の過程に含まれていない占星術は非科学
”発見の文脈”と”正当化の文脈”の違い
仮説を思いつく段階
仮説を観察で確かめる段階

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