挨拶

2010年5月24日月曜日

5/17 哲学

科学的方法論III

  1. 帰納主義の問題点
  2. 反証主義の問題点

帰納主義の問題点



  1. 枚挙的帰納法
    過去の出来事の観察から始めるのはそもそも不可能



  2. 仮説演繹法



1)創造科学

  1. 特殊創造説→個々の種は生きるのに十分な手段を持つ→おおむね観察と一致(検証)
  2. 洪水地質学→下層ほど化石大→観察と不一致(反証)→しかし、黙殺

反証された仮説を捨てないのはダメ! という含意を組み込むべき。

2)進化論

  1. 共通先祖説→化石にギャップなし→しかし中間形態が発見されないものも→反証?
  2. 自然選択説→環境に適した体のつくり→おおむね観察と一致→検証?
しかし、確率命題から予測を演繹することは不可能。

反証主義の問題点

弱すぎる側面
洪水地質学も反証可能→科学?
→方法論的な反証主義(反証された仮説を放棄しないのは非科学)
強すぎる側面
反証主義は(も)”一見反証に見える証拠を、暗黙の前提を疑って仮説に反しない証拠に変える”という「後付けの変更」を考慮しない。
→”過小決定”の問題にも対処できない
過小決定
どんな観察も仮説に反しないよう解釈可能なので、観察は仮説を決定しない。

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