挨拶

2010年5月24日月曜日

5/13 木曜1限「自然地理学」

3.世界の気候とそのメカニズム
(1)気候の3大要素
気温:年平均気温、日較差、年較差など。
風:風向、風速、吹き方
降水:年降水量、年較差、雨か雪か、降り方
その他:温度、日照時間、雲量、蒸発量など

ケッペンの気候区分
大局的には
緯度帯、海流、標高(地形)で決まる

(2)大気圏の構造
熱圏:約80km
中間圏:50km
上層ほど高温、安定している
成層圏
対流圏界面
対流圏:赤道付近18km、極付近8km、上層ほど低温・不安定→熱対流が起きやすい(cf.海風、陸風)
赤道付近では強い上昇気流によって対流圏界面が押し上げられている。

(3)地球のエネルギー収支
緯度約40度を境として、赤道側で過剰、極側で不足
日照時間の長さ+入射角の高さ
雪氷(反射率高い)面積の大きさ

エネルギーの不均衡を解消すべく、赤道付近から極付近へとエネルギーが運ばれる。

その担い手(システム)が「大気大循環」「海洋大循環(海流)

(4)大気大循環
熱対流によって起こる。
空気が暖められると密度が下がり上昇。空気が冷やされると密度が上がり下降。

3つの循環:リドリーリドレー循環・ロスビー循環・極循環

赤道低圧帯・中緯度高圧帯・高緯度高圧帯・極高圧帯

水平方向の動き
コリオリの力(転向力)の影響で、北半球では右に曲がり、南半球では左に曲がる。
貿易風、偏西風+ジェット気流・極偏東風

(5)海洋大循環
表層循環:風によって引き起こされる
「吹送力」北半球では時計回り、南半球では反時計回り

深層大循環:風? 海水温? 塩分濃度? によって引き起こされる。
一度メカニズムが破壊されると再生には1200~1500年といわれている

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