社会の中の科学II
- 代替医療をめぐる政策問題
- ルイセンコ事件と水俣病
代替医療をめぐる問題
政府は正統科学と代替医療を平等に扱うべきか? 西洋近代科学の枠に収まらない医療行為(鍼灸、マッサージ、ダンスセラピー、ユーモア療法) →保険・医師免許・薬の認可 ⇒相対主義:平等に扱うべき ※正統医学と代替医療の科学としての優劣 機械論的身体観(要素的化学反応の集まり) →部分的治療 ↓v.s. 生気論的身体観(魂による身体の統一) →全体的治療 →複雑な現象を要素に分けてる方法は、法則の発見において有効 ⇒知的価値判断の観点より、相対主義はとれないルイセンコ事件と水俣病
……科学としての優劣から、政策上の差別化が帰結するのか?1.ルイセンコ事件……科学に反して失敗した政策例
ソ連の農学者ルイセンコがメンデル遺伝学を否定(獲得形質も遺伝する)
↑
└ソ連政府の全面的バックアップ⇒西側の農業に大きく遅れる
2.水俣病……科学に従って失敗した政策例?
(ここから先は7/5に講義された)
政府は科学的見解に基づき(科学的検証を待って)法的措置を遅延→被害は拡大
⇒科学と政策の関係は単純ではない
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