挨拶

2010年7月28日水曜日

7/15 木曜1限「自然地理学」

相対的海水準変動=気候変動+地殻変動

10.第四紀における相対的な海水準変動

(1)気候変動に伴う海水準の絶対的変動+土地の隆起・沈降


(2)土地の隆起、沈降の主な原因

a.プレート運動

(例)2004年スマトラ・アンダマン地震に伴うサンゴ礁の離水
東南海地震に伴う室戸岬の隆起と地震間の沈降

b.内陸活断層

(例)1662年寛文地震(若狭湾)、1864年象潟さきがた地震(秋田南部、海岸)
岩石海岸の地形

cf.”アイソスタシー”という概念
アロノスフェアに、リソスフェアが浮いている

c.グレイシオ・アイソスタシー

(例)最終氷期以降におけるスカンジナビア半島(北欧)の継続的隆起(9mm/yr=27m/300年)

d.ハイドロ・アイソスタシー

(例)”縄文海進”(約7000年前)とその後の”海退”
約7000年前までに海水量が現在と同程度になった
→その後、ハイドロ・アイソスタシーがゆっくり進んだ(c,dはセットで起きている!?)

11日本列島の気候・地形環境

湿潤変動帯(島国である、大陸東岸、外的営力はげしい)
┌中緯度、偏西風の影響下:温暖~冷帯湿潤気候
└明瞭な四季:4つの気団・4つの海流

島弧・海溝系に属する→地殻変動・火山活動など内的営力はげしい
内的営力の結果、土地の隆起や火山体の出現・成長が起こり、外的営力をさらに活発化させる側面もある。


  • 自然災害
  • 地球環境問題
  • 分布(地域性)メカニズム・歴史的変遷

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