9.プレートテクトニクス・地震・火山活動
(1)地球表面の標高・深度の分布
ピークがふたつある⇒何か隆起・沈降を軸動する力が働いている(内的営力の存在を意味する)
(2)プレートとは
地表面は10数枚のプレートにおおわれている。┌海洋プレート:高密度・薄い(5~70km)
└大陸プレート:低密度・厚い(100~150km)
(3)プレート境界の種類
1.発散境界:プレートが生産される場所(例:中央海嶺、アイスランドや紅海付近の活火山)2.トランスフォーム断層
3.収束境界:a.沈み込み境界(例:南海トラフ、スンダ海溝) b.衝突境界(例:ヒマラヤ、チベット地域)
(4)プレートが動いている証拠
1910年代:大陸のパズル合わせ(ウェグナー「大陸移動説」)1950~60年代:海底地磁気の縞模様(「海洋底拡大説」)
1960~70年代:「ホットスポット」の発見
cf.活火山 1.海溝近く 2.海嶺の延長上 3.ホットスポット
現在に続く大陸移動は約2億年前に開始(それ以前は南極付近に超大陸「パンゲア」)
10mm/yrの速度⇒1000年で10m,100万年で10km,1億年で100km移動する
(5)プレートを動かす原動力
- 沈み込み帯での引っ張り(スラブ引き)
- 中央海嶺での押し(リッジ押し)
- マントル対流
(6)沈み込み帯の地形
1.島弧海溝系(例:日本列島、千島列島、インドネシア)背弧、火山フロント、前弧、付加体、海溝
cf.日本海の開裂:約2000~1500万年前
2.陸弧海溝系(例)チリ・ペルー
背弧に海盆が発達しない
なにかのまとめ
海溝弓なりの形状・連続性がよくない
(海溝が弧状なのは、地球が丸いから)
中央海嶺
海洋の中央に多い・連続性がよい
活火山
海域・沿岸部に多く内陸に少ない・アフリカ、アラビアの陸域には比較的多い
海溝と活火山
海溝の陸山(内側)に活火山が並行して分布する
中央海嶺と活火山
中央海嶺の近くにはないが、中央海嶺の途切れる先に分布することがある
海溝と中央海嶺
海溝を取り囲むように中央海嶺が分布している
海溝は北半球、とくに太平洋に多く、中央海嶺南半球に多い
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